MACKINTOSHは英国を代表するアウターウェアブランド。

ゴム引きコートの歴史は1823年、グラスゴーの化学者チャールズ・マッキントッシュが2枚の生地の間に溶かした天然ゴムを塗り、熱を加えて圧着した防水布“マッキントッシュ・クロス”を発明したことにさかのぼります。

雨の多い英国でも、当時雨をしのぐには布に油を染み込ませたコートしかなく、風雨をしのぐのに苦労をしていた人々にとって、チャールズ・マッキントッシュの発明とその革新的な防水布で作られたゴム引きコートは大歓迎され、瞬く間に広がっていきました。

上流階級の乗馬用フィールドコートだけでなく、その機能性から英国陸軍のユニフォームや、英国国鉄員の外套としても採用されたゴム引きコート。

今でも英国ではレインコートの総称が“MAC”や“マッキントッシュ”と呼ばれるほど、人々の生活を一変させた革新的素材とそのコートは、英国の暮らしに浸透し、歴史に刻まれています。

今日もMACKINTOSHはその伝統と革新の精神を受け継ぎ、アウターウェアを中心とするクリーンで洗練されたアイテムでお客様の生活を彩るスタイルと機能を提案し続けています。

MACKINTOSHの歴史

  • Charles Macintosh (1766-1843)

    MACKINTOSHの物語は、19世紀初頭、産業革命の夜明けに始まりました。スコットランドの化学者であるチャールズ・マッキントッシュが、コットンを防水加工する新しい手法を発明したのです。

  • The Mackintosh Coat

    チャールズ・マッキントッシュの発見は、ゴム引きのアウターウェアの開発へと繋がり、ここにマッキントッシュ・コートが誕生しました。

  • その防水性の恩恵により、マッキントッシュ・コートは瞬く間に世界的な成功を収めました。 これは、完全な防水技術を持つ初めての生地であり、ファブリック技術とデザインの両方に革命をもたらすことになりました。

  • British Army Trench Coat

    1945年に英国陸軍のために作られたゴム引きのトレンチコートです。第一次世界大戦および第二次世界大戦中には、伝令兵が戦略地図や重要文書を胸ポケットに入れ、バイクで運搬するために使用されていました。

  • British Railway Coat

    1920年代から1980年代にかけて英国国有鉄道（British Railways）に供給されていたゴム引きコート。主に警備・検査業務を行う職員に着用されていました。

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    MACKINTOSHが受け継ぐ伝統

  • クラシックなマッキントッシュ・コートの核となる素材は、ボンディング加工されたコットン生地です。これは、2枚のコットン生地をゴムで接着したもので、外側のコットン層と完全に一致するように染色されているため、内側の接着部分が透けて見えることはありません。

  • ボンディング加工されたコットンがマッキントッシュの工場に届くと、型紙が敷かれ、マーキング（印付け）が行われます。

  • コートの各パーツが正確な型紙通りに裁断された後、それらは縫い合わされ、職人の指によって塗布される特殊な接着剤で継ぎ目が防水加工（シーリング）されます。

  • これは、長年にわたる修練を経て習得される複雑な技術です。この技術により、コートの縫い目の防水性を確保するだけでなく、曲線部分や角といった箇所の接着も容易になります。

  • 各パーツが接着された後、防水テープが手作業で貼り付けられ、露出したすべての縫い目に圧着されます。これにより、水の侵入を完全に防ぎます。 この手の込んだ製造工程を経るため、年間で生産される製品数は非常に限られていますが、それこそが最高水準の品質を保証しているのです。

  • 今現在ご覧いただいているMACKINTOSHの製品は、こうした伝統的な技法を今なお受け継いでいることと、クラフトマンシップへの揺るぎない献身によって生み出されているのです。

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    現在のMACKINTOSH

    MACKINTOSHの象徴であるゴム引きコートは、19世紀初頭に開拓されたのと同じ伝統に基づき、今も熟練の職人によって作り続けられています。

    今日、Mackintoshは、伝統的な技術とヘリテージ、クラフトマンシップを、最新のテクノロジー・感性と融合させることで、確固たる地位を築いたラグジュアリーブランドとなっています。